2016年12月23日金曜日

難波ベアーズの黒瀬さんに薦められたアララギに行った~大阪と京都、カレーとロックの話~

こんばんは、まさとしです。

以下の記事は、センテンスの2人が出版する本、『STAGE』のブログに掲載したものと同じものです。こちらにも掲載したいなと思ったので。

先日、難波ベアーズの黒瀬さんと「カレーが好きなんです」という話をしていて、大阪の谷町にあるアララギというお店を薦められた。

行ってきた。

老舗であるボタの新店舗とのこと。

基本メニューっぽいキーマカレーの大盛りを頼んだ。


2016年12月22日木曜日

難波ベアーズ「暗闇浪漫。」に出演して。w/恋村虚無子/影野わかば/アナログエイジカルテット


年内最後のライブが終わった。

難波ベアーズにて。

僕にとって、舞台の構造やお客さんとの対話など、自分がどういうものに興味関心を持っているのかがはっきりしたライブだった。

僕は演者とお客さんとの関係を明確に区切る「作法」のようなものを重視しているらしい。
そしてそれは形だけの行動だとさみしいのだけれども、たとえ形だけでも示されないとさらにさみしいものらしい。
でも、本当のところはそれが形にして示されるかどうかではなく、目に見えないところで起こっているらしいことも分かってきた。


***


STAGE1号に出演している米田量さんが言っていた言葉を借りてみる。

自分をエンパワメントさせる行動を取り続けることって、なんで難しいのか。
エンパワメントさせる行動をとること自体が自分をエンパワメントさせるものになることが難しいのかもしれない。

好きでやっていることでも、それに付随する要素のおかげですり減ってしまい、やめてしまうことがままある。

好きなことをやり続けることは、自分に対しての責任であったり対決であったり愛であったりする。

ただ好きなことをやり続けること。

このことを可能にするための工夫や知的活動、肉体活動を、僕は学生時代好きでもない学校という場所でいかに身に付けるか、ということに失敗したのか、それとも成功したのだろうか。

どちらでもある気がする。

いつ死んでも悔いがないように、とはよく言われるが、生への執着からしかそれは生まれないように、しんどさや違和感に対する敏感さからしかそこに行き着けないと思う。


***


拍手、という作法がある。

僕は拍手が欲しくて音楽をやっているわけではないけれども、拍手がもらえないとさみしいということに、気づいた。

舞台で何かをやったあと、拍手という目に見える形によって伝わって来るものがあって、僕はそれに支えられて舞台に立っていたようだ。

一方で、社交辞令としての拍手というものがあって、それは作法でもあるのだけれど、ほとんど義務のようなもので、している方にもされた方にも虚しさがある。

それでもその虚しさの中に、「しかし目の前に人がいる」という現実に支えられはする。


僕はセンテンスをやることによって、STAGEを作ることによって、カオカキをやることによって、広義の「対話」をやっていて、そのことに喜びを感じているらしい。

それが僕にとってのエンパワメントであって、そういう環境に自分を置き続けることにしか自分を気伸びさせる方法がないということがわかった。

僕はサラリーマンをしていたとき、人と人として向き合って言葉を交わし合うことができる業務から、ほとんどPCに向かってスケジュール管理をしたり数字と向き合ったりする業務に変わったとたんにおかしくなり、組織からずり落ちて辞めてしまった。

僕にとっての対話を、新しい部署ではすることが僕にはできなかった。

来年は、舞台の上でどうやってお客さんと、mauと、自分と対話し続けることが出来るかを重視したいと思う。

そして、センテンスとしてどういう場にどんな風にどんな音を届けたいかをもっと考えようと思った。


握手は、相手に向かって、どのように、どんな強さで手を出すべきかがわかっているからできる。

人がいないところに手を出してもダメだし、相手に向かって握りこぶしを思いっきり突き出したら喧嘩になってしまう。

当たり前のことなのに、このことに意識的になれていなかった。

センテンス、何処に向かってどんな風にどんな音を鳴らし続けられるか。

ギターふたりの音楽を掘り下げたい。


今年はありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。


センテンス
まさとし

【今後の予定】

1/17(火)ネガポジ(京都)
平日ノーチャージデイ 狸囃子/まるで自宅のように/センテンス/ミサト OPEN 18:30 / START 19:30 adv.free yen door.free yen

1/24(火)ネガポジ(京都)
「店々 Vol.7」ノーチャージ!
内田修人/松野泉/センテンス/雰囲気(三重)
adv.free yen
door.free yen

両方ネガポジです!
そして両方ノーチャージです!
24日の「店々 Vol.7」の方は内田修人さんの企画であり、内田さんが僕たちのライブを見に来てくださった時にお誘いいただいたものです。
とても楽しみです。内田さんとは音楽だけでなく、仕事や生活についてもお話させていただいていて、そのへんも興味深い人です。

ぜひお越しください!

2016年12月14日水曜日

業について。


先日、久しぶりに人の話を聴き、僕の話を聴いてもらう機会があった。

午後からはカフェでお茶を飲みながら、その後、友人のスペースで車座になりながら、夜は友人の家で鍋をつつきながら、日が変わる直前にはリフレクティングプロセスという手法を使いながら。

言葉によるやりとりというのは、僕にとってはとても刺激的で、思いのほかフィジカルなものだということが、翌日の疲れで分かる。

僕が気づいた僕自身のこと。


2016年12月10日土曜日

青おにぎりとホホホ座と畑となやカフェゆうきさんに触れた時間~ゆうきさんとclassicusの共通の質感について~


こんにちは、まさとしです。

※この記事は『STAGE』のブログにアップされたものですが、内容的にこちらにも掲載したいものなので、転載します。

先日、STAGE1号の相談役としてお世話になってきた友人のそうくんと、同じく友人のなおちゃん・さとのさん、まゆ、僕とで半日を過ごしました。

STAGE1号がおかげさまで少しずつ、着実に多くの方に読んでいただけている中、2号についても気持ちが向かいつつあります。

今後、そうくんはもとより、なおちゃん・さとのさんにも何らかの形で2号に関わってもらうことになるかも知れない、ということも含めて、僕とまゆを形作るものたち、僕とまゆが大切にしている場所たち、僕とまゆが好きな人たちに触れてもらう時間となりました。もちろん全てとはいかないけど。

すごく楽しかったので、そのことについて書いてみることにしました。新鮮な気持ちのうちに。

そして、なやカフェゆうきさんと共通の質感を感じるバンドclassicusの1stアルバム「classicus is not like that」の1曲目、「君の家まで」についても、書いてみたいなと思っています。

さて、すごいボリュームになりそう。書けるんかな。


2016年12月8日木曜日

西院ネガポジにて、ゆ~すほすてるさんとthanを観る。「美しいことと強いこと」、身体と音楽の関係性について考えたこと。


こんばんは、ギターのまさとしです。

先日は西院ネガポジにて、ゆ~すほすてるさんとthanのライブを観に行ってきました。
今日はそのことについて書いてみたくなったので書いてみます。

最近、僕たちが発行しているインディペンデント雑誌『STAGE』のブログとこのブログに、日々感じたことを言葉にすること、それを読んでもらうことがとても楽しいです。

この日は他の出演者さんもいたんですが、特に印象に残った2組についてだけ書きます。

※写真は先日行ったみかん狩りのものです。

2016年12月3日土曜日

「ウタエバミヤコ!!」@梅田HARDRAIN w/加納良英/ヘアンナケンゴ/the hula hoops/Folking Poors(Japan)〜自分の判断基準を解体することと内田修人さんとのことについて。最後に立川談志の言葉。



ギターのまさとしです。

先日は梅田HARDRAINの「ウタエバミヤコ!!」に出演させていただきました。
出演直前にボーカルのmauに対しての僕の関わり方、ひいては自分の世界に対する関わり方について言い争うことがあり、出演が危ぶまれましたが、ギリギリに「もう最後のライブになるかもしれない」という気持ちで客席に座ったところで、加納さんの舞台が始まりました。