自分がバンドを組んでいて、もう少しで初ライブを迎えるということに直面すると、心の奥の奥の方に押し込めておいた小さな小さな灯火が猛烈な勢いで炎を上げ、正気ではいられないような気持ちになる。
この炎がどこに向かうのかなんて何もわからないし、毎時毎秒進んだり下がったりの連続で何の準備ができたわけではないのだけれど、私はもうこの火を無きものとして生きることをやめた、ということだけは確かなんだと思っている。
暴発する自意識に日々苦しみながら、こんなのかっこ悪い、みっともないとジャッジしながらも、曲を作ってきた。
闘いの末に押し出しだされて生まれる営みが、私にとっての現段階での創作するということだ。
こんなことになんの意味があるのかなんてわからないけれど、見てみたい景色や味わってみたい感触へのどうしようもない興味とともに、歩き始めてしまったこの道をもう少し進んでいこうと思う。
はじめまして。どうぞよろしくお願いします。
mayu