これまでに作った曲のことを少しずつ紹介していこうと思う。
といっても、現時点(2015年11月)で8曲しかないので、すぐに終わってしまうかも。
私はバンドを始めるまで作詞も作曲もしたことがなかったし、誰かに作り方をきいたこともない。(ざっくりとしたいわゆる「詞先」「曲先」みたいな感じでしかきいたことがないので、他の人の作り方にも興味がある)
私の場合は、基本的にまずギターで適当にコードをならしたり、いろんな弾き方をしてみながら曲の雰囲気を決める。
そして、言葉を書いてみる。(前に書いておいたメモ書きから引っ張って入れ込むこともある。)
言葉を書くのに飽きたり出てこなくなったりしたら、またギターを鳴らしながら歌ってみたり、コードを変えてみたりする。
飽きたり出てこなくなったりしたらまた言葉。その後コードとメロディーを調整。また言葉・・・みたいな感じで言葉とコード・メロディーを行き来しながら作っていく。
(ここまでは絶対に一人じゃないとできない)
詞を書ききるとか、曲を書ききるとか、一つのことに集中できないのは私らしいなぁと思う。
大枠が決まったらギターのまさとしに披露。
細かい調整や構成を大まかに決めて、ドラムスの仁美ちゃんに披露。
スタジオで合わせながら3人でアレンジを固めていく。(アレンジはどちらかというとまさとしと仁美ちゃんが中心で、私は少し離れてみているのがおもしろかったりする。)
全曲まだ育てている途上という感じで、練習やライブの音源をきいて練っている。
前置きが長くなってしまったんだけど、曲紹介します。
『STAGE』
はじめて作った曲。
何もわからず、そしてギターでやれることがとても少なかったので、とりあえずD→C→G→Aの4コードで始まるシンプルな構成から作った。
詞も書いたことがなかったので、かなり苦労した。
書きたいことはたくさんあるはずなんだけど、いざ書こうとすると出てこなかったり、説明的になりすぎたり。
(詞を書くときはいつもそうだが)下手でもとにかくかっこつけずに素直に書こうと思うけれど、油断するとすぐにかっこつけたようなことを書いてしまう。
自分から離れていないか慎重に慎重に精査しながら、何度も書いては消し、書いては消ししながら進めた。
私たちは松本で年一度行われる「ヒトリ主義night」というイベントに出ることを結成した日から目標にしていたので、とにかく自分にとっては夢の舞台である「ヒトリ主義night」で歌うことをイメージして作った。
2015年10月にその夢の舞台に立った時の話はこちらからどうぞ↓
私にとってバンドをやること、歌うことはものすごく大きなことで、これまで生きてきた文脈をひっくり返すことだから、この最初の気持ちを詰め込めるだけ詰め込みたいと思って作った。
結局「ずっと夢だったステージにいるんだ!!!!!!!いるんだぞーーーー!!!!」というような云々なんだけど。
怒りも苦しみも喜びも嬉しさもあまりに詰め込みすぎて練習でもライブでも演奏することで自分に跳ね返ってくるダメージがいまだに大きい。もう少し曲が増えたらやるのはたまにでいいような気がする。
ちなみに、ヒトリ主義nightでは2日目の最後にやった。感無量だった。
時間的には6分超の大作になってしまった。(基本的には3分程度の曲が好きだ)
アレンジも今ライブでやっているくらいの形になるのに半年くらい時間がかかった。
こんな感じなので、思い入れはかなり強い曲。
この曲をやり続けられるバンドでありたいと思う。