畑のホワイトセージ。かろうじて生き残っています。
京都の冬をなんとか越えようとしています。頑張って欲しい。
こんばんは、まさとしです。
怖いをないことにするのではなく、完全に認めて人にも完全に見せる。
そうしたら怖いに謎がなくなり、怖いが白日の下に晒される。
そうしたら怖いに名前が付けられる。ここが恥ずかしいとか、あそこが苦手とか。
怖いが成仏する。
これは先日3月17日(金)、西院ネガポジでのライブ直前に僕が自分でフェイスブックに書いた言葉です。
これからそういうことをやっていきたくて書いたのでした。
1組目、クジラトレンド。
印象的だったのは比喩的な歌詞や童話的な世界観。
演奏自体はシンプルで、楽器を色々と組み合わせて変化を出す音楽だと思いました。
「言葉にならない」(正確には忘れてしまったけど)というような歌詞があって、僕がいつも考えていることと関係があったので、そのことも印象に残っています。
2組目はゆ〜すほすてる。
彼とは何度も対バンさせてもらったり、ライブを観に行かせてもらったりと、縁を感じています。
弾き語りというスタイルにも色々ある中で、彼の音楽にはかなりはっきりしたビートを感じます。
ドラマーとの2ピーススタイルでも演奏するようになったことが影響しているのか、この日は特にリズム感の良さを感じる演奏でした。それはMCの挟みかたとかも含めてのことでした。
3組目が僕ら。
写真はマサモトさんが撮ってくださったものです。ありがとうございます。
センテンスというバンドは、ボーカルのまゆが自分の中にある「怖い」と向き合い、なんとかんとか取っ組み合っている結果鳴り響いている音が軸だと思うのですが、ギタリストの僕がやること、やらんといけないこと、やりたいことは何なのか。それもまたセンテンスが鳴らす音にとって重要なことだと思っています。
このネガポジでのライブでは、僕がやらんといけないことに取り組みたいなと思っていました。それが僕にとっての「怖いを成仏させること」でした。
センテンスという曲を作り、やりました。
その曲では僕もボーカルをとっています。
そして、言葉を歌でもラップでもなくて、ただ「自分を言う」ことをしてみたかった。
僕にとって歌を歌うことは全然専門ではないからこそ、「歌っている風に歌う」ことになりがちだなぁと思っていて。
幸いなことに僕の口は動くし声も出る。
だから、歌っている風に歌うことができる。
「俺は何で歌うんか」というような疑問を持ったこともなく生きてきて、舞台に立って歌を歌うんやったら、せめて歌っている風に歌うことをしないでいたいなと思った。
かといってラップというものにはほとんど触れたこともない。
それなら、大阪の南河内で生まれて、京都で15年以上過ごしてきた自分の身体から出る関西弁の言葉運びとイントネーションで、「歌詞っぽい言葉の並べ方」ではない言葉で、舞台の上で自分を出してみようと思った。
それは僕にとっては怖いことだったし、でもそうしないと歌詞は僕の身体から離れてしまう感じがして、それをやりました。
この日はとにかくこの曲からいかに逃げずに居られるかを考えていたようなものです。
終演後、見に来てくださった方に褒められたり、スタッフの方にアドバイスをいただいたりと、自分なりに自分と向き合った結果というのは、やっぱりずっしりと響いてくるものなんだなと思いました。
怖いはなくなって、それは恥ずかしいに変わっていたりして、面白かった。やってよかったし、やり続けなあかんなと思いました。
曲がりなりにも言葉を仕事の一つにしているんやから、言葉に食らいつく責任くらいは果たさないといけないなと、思いました。
次のライブでもっと逃げないでやれるかどうか、です。
この日のセッティング。
〜3月のライブ予定〜
3月26日(日)
【maruocafe】
maruocafe×music×gallery
Cafe Slow Osakaにて。
start 18:00
和製ケビン
一山楓
センテンス
and more...
ライブチケットはカレー付きで1500円。
12時からカフェスペースでカレーやケーキなどを召し上がっていただけます。雑貨販売もあります。(チケット不要)
3月27日(月)
扇町para-diceにて。
open 18:30 start 19:00
吉見拓哉とつゆ知らず
ザ・プレジデンツ
センテンス
ザ☆ツイてるズ
No.305
前売り・当日共にチケット1200円です。