7色カエデと長野の山々 |
しかし、終わったと言うには夢心地すぎてなんだかしっくりこない。
なんというか、胸の奥がずっと寂しいような、虚無状態のような。
あまりに振れ幅が大きくて、いったいこれから何に向かえばいいのかという感じになっている。
今日は朝起きて、いつも通りお茶を沸かして梅醤番茶を作り、精米して、土鍋でご飯を炊き、味噌汁を作った。
仕事に行き、畑でオクラやナスやピーマンなどを収穫し、スーパーに買い物に行った。
夜ご飯は今日収穫した野菜とテンペでスパイスカレーを作る。
こんな日常がなぜかいつも以上にとても幸せに思える。
ジャンパーが白くなっている。白塗りしたキムジーが本番後駆け寄ってきて「うれしかったよぉ。ボロボロ泣いちゃったよぉ。」ってハグしてくれたんだ。
足には転んだ時の擦り傷。身体中が微妙に痛い。
外に飛び出した時に見上げた青空。その下で子どものようにうれしくて走り回って転んだんだ。
ギターには切れた弦がぶら下がっている。
緊張で震えた手の感覚が残っている。
私たちをしっかりと見てくれた人たちの眼差し。ダンス。涙。はっきりと刻まれている。
思い出すと発狂してしまいたいほどの恥ずかしさ。悔しさ。
そして、あの場にいられたことの嬉しさ。
確かにあそこにいたんだ。
今は気が抜けてしまっているけれど、バンドは続けていきたい。
バンドを組んで本当によかったと思う。
これだけの祝福と興奮をいただいたのだから、きっとまた曲も作っていけるだろうと思う。年内にあと3曲作りたい。
ギターも歌もうまくなりたい。。。
スタッフの皆さま、共演者の皆さま、ヴィオ・パーク劇場の皆さま、見てくれた皆さま、本当にありがとうございました。
続きはまた少しずつ書きたいと思います。
mau