2016年12月23日金曜日

難波ベアーズの黒瀬さんに薦められたアララギに行った~大阪と京都、カレーとロックの話~

こんばんは、まさとしです。

以下の記事は、センテンスの2人が出版する本、『STAGE』のブログに掲載したものと同じものです。こちらにも掲載したいなと思ったので。

先日、難波ベアーズの黒瀬さんと「カレーが好きなんです」という話をしていて、大阪の谷町にあるアララギというお店を薦められた。

行ってきた。

老舗であるボタの新店舗とのこと。

基本メニューっぽいキーマカレーの大盛りを頼んだ。


2016年12月22日木曜日

難波ベアーズ「暗闇浪漫。」に出演して。w/恋村虚無子/影野わかば/アナログエイジカルテット


年内最後のライブが終わった。

難波ベアーズにて。

僕にとって、舞台の構造やお客さんとの対話など、自分がどういうものに興味関心を持っているのかがはっきりしたライブだった。

僕は演者とお客さんとの関係を明確に区切る「作法」のようなものを重視しているらしい。
そしてそれは形だけの行動だとさみしいのだけれども、たとえ形だけでも示されないとさらにさみしいものらしい。
でも、本当のところはそれが形にして示されるかどうかではなく、目に見えないところで起こっているらしいことも分かってきた。


***


STAGE1号に出演している米田量さんが言っていた言葉を借りてみる。

自分をエンパワメントさせる行動を取り続けることって、なんで難しいのか。
エンパワメントさせる行動をとること自体が自分をエンパワメントさせるものになることが難しいのかもしれない。

好きでやっていることでも、それに付随する要素のおかげですり減ってしまい、やめてしまうことがままある。

好きなことをやり続けることは、自分に対しての責任であったり対決であったり愛であったりする。

ただ好きなことをやり続けること。

このことを可能にするための工夫や知的活動、肉体活動を、僕は学生時代好きでもない学校という場所でいかに身に付けるか、ということに失敗したのか、それとも成功したのだろうか。

どちらでもある気がする。

いつ死んでも悔いがないように、とはよく言われるが、生への執着からしかそれは生まれないように、しんどさや違和感に対する敏感さからしかそこに行き着けないと思う。


***


拍手、という作法がある。

僕は拍手が欲しくて音楽をやっているわけではないけれども、拍手がもらえないとさみしいということに、気づいた。

舞台で何かをやったあと、拍手という目に見える形によって伝わって来るものがあって、僕はそれに支えられて舞台に立っていたようだ。

一方で、社交辞令としての拍手というものがあって、それは作法でもあるのだけれど、ほとんど義務のようなもので、している方にもされた方にも虚しさがある。

それでもその虚しさの中に、「しかし目の前に人がいる」という現実に支えられはする。


僕はセンテンスをやることによって、STAGEを作ることによって、カオカキをやることによって、広義の「対話」をやっていて、そのことに喜びを感じているらしい。

それが僕にとってのエンパワメントであって、そういう環境に自分を置き続けることにしか自分を気伸びさせる方法がないということがわかった。

僕はサラリーマンをしていたとき、人と人として向き合って言葉を交わし合うことができる業務から、ほとんどPCに向かってスケジュール管理をしたり数字と向き合ったりする業務に変わったとたんにおかしくなり、組織からずり落ちて辞めてしまった。

僕にとっての対話を、新しい部署ではすることが僕にはできなかった。

来年は、舞台の上でどうやってお客さんと、mauと、自分と対話し続けることが出来るかを重視したいと思う。

そして、センテンスとしてどういう場にどんな風にどんな音を届けたいかをもっと考えようと思った。


握手は、相手に向かって、どのように、どんな強さで手を出すべきかがわかっているからできる。

人がいないところに手を出してもダメだし、相手に向かって握りこぶしを思いっきり突き出したら喧嘩になってしまう。

当たり前のことなのに、このことに意識的になれていなかった。

センテンス、何処に向かってどんな風にどんな音を鳴らし続けられるか。

ギターふたりの音楽を掘り下げたい。


今年はありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。


センテンス
まさとし

【今後の予定】

1/17(火)ネガポジ(京都)
平日ノーチャージデイ 狸囃子/まるで自宅のように/センテンス/ミサト OPEN 18:30 / START 19:30 adv.free yen door.free yen

1/24(火)ネガポジ(京都)
「店々 Vol.7」ノーチャージ!
内田修人/松野泉/センテンス/雰囲気(三重)
adv.free yen
door.free yen

両方ネガポジです!
そして両方ノーチャージです!
24日の「店々 Vol.7」の方は内田修人さんの企画であり、内田さんが僕たちのライブを見に来てくださった時にお誘いいただいたものです。
とても楽しみです。内田さんとは音楽だけでなく、仕事や生活についてもお話させていただいていて、そのへんも興味深い人です。

ぜひお越しください!

2016年12月14日水曜日

業について。


先日、久しぶりに人の話を聴き、僕の話を聴いてもらう機会があった。

午後からはカフェでお茶を飲みながら、その後、友人のスペースで車座になりながら、夜は友人の家で鍋をつつきながら、日が変わる直前にはリフレクティングプロセスという手法を使いながら。

言葉によるやりとりというのは、僕にとってはとても刺激的で、思いのほかフィジカルなものだということが、翌日の疲れで分かる。

僕が気づいた僕自身のこと。


2016年12月10日土曜日

青おにぎりとホホホ座と畑となやカフェゆうきさんに触れた時間~ゆうきさんとclassicusの共通の質感について~


こんにちは、まさとしです。

※この記事は『STAGE』のブログにアップされたものですが、内容的にこちらにも掲載したいものなので、転載します。

先日、STAGE1号の相談役としてお世話になってきた友人のそうくんと、同じく友人のなおちゃん・さとのさん、まゆ、僕とで半日を過ごしました。

STAGE1号がおかげさまで少しずつ、着実に多くの方に読んでいただけている中、2号についても気持ちが向かいつつあります。

今後、そうくんはもとより、なおちゃん・さとのさんにも何らかの形で2号に関わってもらうことになるかも知れない、ということも含めて、僕とまゆを形作るものたち、僕とまゆが大切にしている場所たち、僕とまゆが好きな人たちに触れてもらう時間となりました。もちろん全てとはいかないけど。

すごく楽しかったので、そのことについて書いてみることにしました。新鮮な気持ちのうちに。

そして、なやカフェゆうきさんと共通の質感を感じるバンドclassicusの1stアルバム「classicus is not like that」の1曲目、「君の家まで」についても、書いてみたいなと思っています。

さて、すごいボリュームになりそう。書けるんかな。


2016年12月8日木曜日

西院ネガポジにて、ゆ~すほすてるさんとthanを観る。「美しいことと強いこと」、身体と音楽の関係性について考えたこと。


こんばんは、ギターのまさとしです。

先日は西院ネガポジにて、ゆ~すほすてるさんとthanのライブを観に行ってきました。
今日はそのことについて書いてみたくなったので書いてみます。

最近、僕たちが発行しているインディペンデント雑誌『STAGE』のブログとこのブログに、日々感じたことを言葉にすること、それを読んでもらうことがとても楽しいです。

この日は他の出演者さんもいたんですが、特に印象に残った2組についてだけ書きます。

※写真は先日行ったみかん狩りのものです。

2016年12月3日土曜日

「ウタエバミヤコ!!」@梅田HARDRAIN w/加納良英/ヘアンナケンゴ/the hula hoops/Folking Poors(Japan)〜自分の判断基準を解体することと内田修人さんとのことについて。最後に立川談志の言葉。



ギターのまさとしです。

先日は梅田HARDRAINの「ウタエバミヤコ!!」に出演させていただきました。
出演直前にボーカルのmauに対しての僕の関わり方、ひいては自分の世界に対する関わり方について言い争うことがあり、出演が危ぶまれましたが、ギリギリに「もう最後のライブになるかもしれない」という気持ちで客席に座ったところで、加納さんの舞台が始まりました。


2016年11月25日金曜日

メタファーとしての音楽を味わった日のこと~「小さなピアノコンサートとcarapace展示会」と「イイ夫婦の日」を通して~

ギターのまさとしです。

今回は僕たちが出版しているインディペンデントな本である『STAGE』のブログとセンテンスのブログとに同じ文章を載せることにします。だんだんと僕の中で二つが統合されてきた感じもあるし、分けるのも面倒くさいし。

 

2016年11月18日金曜日

京都nanoの感想 w山本裕太郎/ひとりバレーボウイズ /The Gurl/序ノ口/西洋彦(敬称略)

畑で採れたディルやコリアンダー、ラディッシュを乗せたチーズトーストby mau
つきぬけてくる美味しさやった!

ギターのまさとしです。先日のnanoでのライブは楽しかった!出演者の人達と、ライブ後にゆっくり話せたのも良かった。
その時の気持ちを今振り返ってになるけども、できるだけその時に戻って言葉にしてみたいと思う。

まずは、1番手の山本裕太郎さん。

2016年11月4日金曜日

Vi-code・HARD RAIN・ネガポジでのライブを終え、快楽ベースで生きることについて書くwith梅酒。

こんにちは、センテンスのギター、まさとしです。

センテンスミニミニツアーの前半が終わりました。
センテンスにとって、そして僕にとってものすごく大きい3回のライブでした。

今思うことを書いてみたいと思います。


写真はネガポジでの物販の様子。
ついに、センテンスとSTAGEと畑が同じ舞台に!

2016年10月23日日曜日

1周年ミニミニツアー



赤阪正敏とまゆによる2人組音楽ユニット「センテンス」
このたび、はからずも「1周年ミニミニツアー」をすることになりました。

2015年9月末に初ライブをしてから、1年と少しがたちました。
これまで40回近くのライブをしてまいりました。
たくさんの方にライブに足を運んでいただいたり、応援していただいたりしてきました。ありがとうございます。

これから1ヶ月の間に大阪と京都で5回のライブをすることになりました。
自分たちで組んだものではなく、お声かけで決まったこの5回のライブを「1周年ミニミニツアー」と題してお誘いさせていただきます。

初めてイベントにも誘っていただきました。
何度も悔しい思いをした場所でやるライブもあります。
初めて出演させていただく場所もあります。
この1年どうにかこうにか歩いてきた道に続く、少し大きな山に踏み込んでいくような、そんな期間になりそうです

とにかく、1年間本当にいろいろなことがありました。
振り返ると、大半は悔しい思いでした。
その中でも、私たちのことを見てくれる人の存在に心から救われたこともありました。
今なら引き返せる、と思った事も何度もありました。

先日長野県松本市で開催されたイベント「ヒトリ主義night」を終え、少し時間が空いたので今一度これまでのこと、今自分がいる場所、これからのこと、いろいろなことを考えました。

そして、今、一つの想いがあります。

「世界に手を伸ばして、心震えるような出会いをしたい」

私たちにできることは、自分たちの弱さも醜さも臆病さも喜びも希望もすべてを舞台で生ききることだと思っています。
大切な方々に見届けてもらえたらうれしいです。

1年間、自分たちを支えてくださった方々に感謝をこめて歌います。
これを言えるのに1年かかりました。

よろしければ遊びにきてください。

ご予約はsentence.info@gmail.comまで。
もちろんまさとしかまゆのどちらかに言っていただいてもOKです。

【ライブスケジュール】

*10/29(土) 「LMMINENT LIVE」vi-Code(大阪・中津)
 open17:30/start18:00
2000円+1drink

7月に「バスキアグレイ」というバンドと対バンし、意気投合したところから誘っていただきました。企画イベントに初めて誘っていただき、本当に嬉しいです。恥ずかしい事はできない!気合が入ります。

*10/31(月) HARD RAIN(大阪・梅田)
open18:30 / start 19:00  
1800円+1drink

 まさとしが以前参加していたパンクバンド「肩こり」時代にお世話になっていたHARD RAINに、センテンスとして初めて出演させていただきます。店長の加納さんの優しさが空間に溢れている、いいライブハウスです。

*11/2(水) ネガポジ(京都・西院)
 open18:30 / start 19:30

ノーチャージデーなので無料で見ていただいけます。ご飯もお酒も美味しい、居酒屋さんのような雰囲気を持つこの場所で、どれだけ自分として立てるか、気が引き締まります。

*11/16(水) nano(京都・二条)
 open18:00 / start 18:30  
1500円+1drink

nanoは出演者だけでなく、店長のモグラさんのステージでもあると思っています。それくらい熱い思いを持った人が作る場所が良くないわけがない。禁煙なのもそうですが、フラットな作りになっていて、とても過ごし易いライブハウスです。

*11/23 (水)「イイ夫婦の日」para-dice(大阪・扇町)
 open16:00 / start 16:30  
1500円+1drink

一番多く出演させていただいているpara-diceから誘っていただいた初のイベント。センテンスは出番1番目です。16時半までに来場いただければ 500円オフ。夫婦でお越しの方にはドリンク1杯ずつサービスになります!夫婦でやっててよかった。

2016年10月22日土曜日

classicusとねじ梅タッシと思い出ナンセンス の「逃げてなさ」と言葉の響きについて。

先日、京都の二条nanoで行われたハートたちというバンドによる「愛のワゴンツアー」を見た。
出演しているバンドはそれぞれによいバンドだったが、特にclassicusとねじ梅タッシと思い出ナンセンスという2バンドに触れながら、思うことを書きたい。

というか、このライブを見る前に思っていたことがいろいろあったのだけど、全部忘れてしまった。それくらいいい日だった。

初めて植えたホワイトセージ。世界に根を張れ。


andymoriの二代目ドラマーだった岡山健二さんがドラムボーカルを務める3ピースバンド。
以前もライブを見た事があったけど、この日はメンバー3人の音の輪郭がはっきりとしていて、消し合わずに鳴っているように聞こえた。そして、3人とも一切「流さない」演奏をしていたことが印象的だった。

僕は気を抜くとすぐに流して演奏してしまう。深く考えたり感じたりすることなしにできるパターン化された動きでギターと関わってしまう。

そういうことをしている時、その人の目は少し輝きを失うように思う。そして出る音からは記名性が消える。僕がそういう音を聞いている時、僕の身体は今ここから離れて、生きることそのものを流してしまう。とても退屈になる。

そういうことが先日のclassicusのライブにはなかった。

それは曲そのものにも言えて、classicusの曲は丁寧にアレンジされていると感じるけども、決して弄られすぎて熱を失っているような事がない。
あくまで「今、鳴ってる!」と感じる。

だから、ある意味で「失敗」がない。
もちろん、演奏上の失敗が起こる事はあるだろうけど、その曲と出会っているまさに今の聞き手にとってはそれがすべてで、そのすべてにメンバーが全力で向き合っている事がはっきりとわかるから、そこに不足がない。ありようがない。


nanoの店長のモグラさんから以前おすすめされていたバンド。

ライブを見ながら泣いてしまったのは久しぶり。

classicusとはまた違う意味でメンバーひとりひとりの音が独立して存在していた。classicusの3人の音がクリアで輪郭がはっきりとしているという良さがあるとしたら、ねじ梅の4人の音はむしろ混ざり合って溶け合っている良さだと思った。

ライブ中何回か、全員の音が消えたように感じた瞬間があった。4人の関係がええ感じすぎて、4人の音が「リズムがばっちり」とかそんなことじゃなくて、音が混ざり合って「音作り」とか「アレンジ」とかがどうでもよく感じる状態があった。だから音が消えたんだと思う。その時に涙が止まらなくなった。

ボーカルのタッシさんの目と声と歌詞と身体の動きがバシッと同じレイヤーにあって、圧倒的な強さだった。文句を言えようがない。そのことに希望を感じてまた泣いた。

逃げてないものは強い。

この全体的にいいバンドばっかりだったけど、僕が特にこの2バンドに惹かれた理由は、彼らが「逃げてない」と思うから。

何から?自分から。

今俺はこうしてブログを書いてる。この瞬間も、何回も何回も自分から逃げる機会はやってくる。
書きたいと思っている気持ちを言葉にする時に、格好良く思われそうな言葉の鋳型にむりやりその気持ちを押し込んで、さもそう思っていたかのように人も自分も騙そうとする。

言葉は明快やから、そう書けばそうだった事になってしまう。

言葉の鋳型と、無理やり押し込まれた気持ちとに隙間があればあるほど、その言葉は脆い。
中身が詰まっていないスイカを叩いた音みたいに、中身がスカスカの言葉の響きはすぐにわかる。

言葉は記号でもあるから、いくらでも嘘がつける。が、言葉の響きでばれてしまう。
言葉は簡単で難しい。

僕は今まで言葉の意味ばかりを追ってきたが、意味より大事なものは響きかもしれないと思い始めた。

音楽が好きで音楽をやってきたのに、言葉の音楽を聞き忘れていた事に驚く。


まだまだまだまだ、いい音楽はあるんやな。

いい出会いをくれたハートたちのみなさん、出演者のみなさん、nanoのみなさん、会場で出会ってお話ししたお客さん、ありがとうございました。


センテンス
まさとし




2016年9月30日金曜日

扇町para-diceでのライブを終えて w/bridgehead / 脳みそスムージー / apple / upper sixx

こんにちは、ギターのまさとしです。
ご無沙汰しています。
先ほど扇町para-diceでのライブを終え、帰宅しました。

久しぶりに思ったことなどを書いてみようと思います。


2016年9月21日水曜日

まもなく1年

初ライブの時のわれわれ。バンドだった頃。

まゆです。

まもなく初ライブから1年がたちます。あの時は本当にたくさんの人に見てもらいました。ありがとうございます。

あれから1年です。
本当にいろいろありました。
言葉にできない思いをたくさんしました。

歌はいつも生活とともにあり、生活から歌が生まれています。
自分と音楽はどれだけ肉薄できるのだろう。
そんなチャレンジをまだまだ続けていきたいです。
一番苦手なことだけど、一番やりたかったことで、どこまでできるのか、チャレンジしてみたいです。

***
明後日のライブは少し長めのセットでやります。
京都の西院、ネガポジでやります。
ぜひ、見に来てほしいです。よかったら一緒に飲みましょー!
9月23日(金)
ネガポジ(京都・西院)
open 18:30 / start 19:00
adv.1500 yen / door.1800 yen
ジャッカルズ/JAYKEYS/センテンス
*センテンスは出番1番目、19時からです!当日18:30までに言っていただければ前売り料金で入場可能です!
***
それからこちらも。
9月29日(木)
para-dice(大阪・扇町)
open 18:30/ start 19:00
1000yen
脳みそスムージー / bridgehead / upper sixx / apple/ センテンス
*こちらも1番手、19時からです!

2016年8月19日金曜日

nanoでのライブを終えて思ったこと。w/ フライデイフライデー/ ヒロタウタ(hotel chloe)


こんばんは、センテンスのギターのまさとしです。
先日8/18は京都の二条にあるnanoでライブでした。

すごく嬉しく、幸せな日でした。
感想などを徒然と書きますね。

2016年8月5日金曜日

難波ベアーズ初出演で思ったこと。w丸木ハマ子(ex.面黒桜卍)/野中比喩/No.305/


こんばんは、ギターのまさとしです。
お久しぶりです。
センテンス、活動してます。
ブログを書けずにいました。

8月4日、難波ベアーズ初出演でした。
思ったことを対バンの人たちについて触れつつ、書きたく思います。

2016年5月22日日曜日

扇町para-diceのライブの感想【高橋功亮/藤山拓/森山直道/ロボ&ピース acoustic/田高健太郎】(敬称略)


こんにちは、センテンスのギターの正敏です。
5月19日、扇町para-diceでのライブを終えました。
ほぼ弾き語りのような構成の日でした。感想を書きます。


オープニングアクトは北海道からツアーで来た田高健太郎さん。
10分間という限られた時間を貪欲に、有効に使っていた。

アコギをかき鳴らしながら、曲と曲の間の、名前のない時間さえも、ひとつのエンターテイメントにしてしまう存在の重さがあった。

僕は身長が高くないし、特にスポーツもしてこなかったので、こういう存在の重さを感じさせる人の体つきに、圧倒されやすい。

今こうして写真を見ると、田高さんは特別体がごっついというわけでもなさそうやけど、ステージで見たときにはとにかくそう感じた。

田高さんのステージが終わり、本編1発目としてセンテンスのステージ。
田高さんの後だったので、ステージや客席にも熱いものが渦巻いている感じがして、その胸を借りて演奏しようと思った。

僕はMCですごく緊張してしまうのだが、「田高さんが良かった」ということを素直に言えた。


2番目はロボ&ピース acoustic
歌とピアノの二人組。
写真は3曲目の「三原則」のもの。
ボーカルの方がまっすぐ立って歌う姿が印象的だった。

僕はシンガーではないのだが、それでも少しだけ、ステージでギターを弾きながら歌を歌ったことがある。

一番怖いのは、ただまっすぐ前を向いて歌うことだ、と思ったことを今でも覚えている。

「ロボットと人が紡ぐ物語を歌う」というコンセプトに行き着いた理由を聞いてみたい。
歌を歌う理由というのは、一人一人違うものなんやな。



3番目は森山直道さん(HPはあまり更新されていない?)。
ナイロン弦の小ぶりなギターを独特のタッチで弾きつつ、飄々としたMCをする姿が印象的。

料理がお好きなようで、MCの大半が料理の話だった。
その時に、「焼くにしても煮るにしても、根拠を持ってやるのが好き」というようなことを言っていて、その森山さんのあり方が、そのままギターの弾き方にも現れているように思えた。

森山さんは決して声を張るタイプのシンガーではないから、伴奏のギターも繊細で、よく聴かないと聴き逃しそうなフレーズやルート音の変化があって面白かった。
きっとそこに、森山さんなりの「根拠」があるのだろうと思った。


4番目は藤山拓さん。
3番目の森山さんとはまた違い、フォークっぽいギターに素朴な歌声だと感じた。

ナイロン弦とステール弦の違いだけでなく、やっぱりギターには、そして音楽には人の違いがそのまま出る。

藤山さんの音楽は、ライブ後の藤山さんとの会話で分かることになる、センテンスとの共通点が多いと感じた。

ルーツにあるミュージシャンや芸術家、漫画家などの存在が似ていた。

センテンスの作詞作曲は全てボーカルのまゆが行っているが、ギタリストの僕とまゆの共通点として、言葉を大切にしたいと思っていることが挙げられる。

そして、藤山さんの音楽にも歌詞の力の大きさを感じた。


トリは高橋功亮さん。
以前もpara-diceで対バンし、その時から好きになった。

この日の高橋さんは以前お会いした時より髪型がさっぱりしていて、なんだか明るい感じがした。

ステージでの高橋さんは、やっぱり以前見たときのように、綺麗で少し儚い感じがした。
が、輪郭は以前よりはっきりしているように感じた。

曲と曲の境目が融解しているような彼のスタイルは相変わらずだったが、以前感じた退廃的なムードはあまりなく、敢えて言うとポジティブな、自由な感じがした。

【全体を通して】

体と魂がぴったりくっついている人の音楽は、心地よい。

これが、今回のライブで僕が感じたこと。

音楽にはジャンルやスタイルというものがある。
それは人に身長や胸囲や足のサイズがあるようなもので、結果に過ぎないように思う。

結果というか、そういう体に生まれついたという、縁のようなものに近いかも知れない。

僕には魂というものがなんなのか、別にわかっちゃいない。
が、僕なりに思うのは、意識する前の、自分にとっての世界の認識の仕方のようなもの。
心とか、気持ちとかいうものよりもっと強く、どうしても存在してしまっている癖のようなもの。

そういう魂が人それぞれあって、そういうものを音として発するために動いている体。

魂と体の間に距離がなくて、ぴったりくっついているような人の音楽には、ジャンルやテクニックとは別次元の「強さ」があるような気がする。

僕の魂はどんな色でどんな形でどんな匂いと手触りなのか。
その問いから逃げるのは、自分の音楽の強度を下げることと同じいと思う。

センテンスは、そういうことを忘れずやろうと思いました。

次回のライブも、同じくpara-diceです。
thanのキタさんと一緒なのが嬉しいです!

観に来て欲しいです!
新曲もやる予定です!

以下、詳細です。

524日(火)
para-dice(大阪・扇町)
open18:30 / start19:00
adv/door1,000yen+1drink
w/黒色青年 / キタ(than) / 吉田恭兵(独騒擾) / kak_i3

6月7日(火)
para-dice(大阪・扇町)
coming soon...
adv/door1,000yen+1drink
w/naonari ueda / ささきたかし / いち(東京) and more...

617日(金)
nano(京都・二条)
詳細未定
w/恩地尚弥 / 橋村恭平 / ゆ~すほすてる

629日(水)
@ネガポジ(京都・西院)
OPEN 18:30 / START 19:30
adv.free yen door.free yen(ノ―チャージデーのため)
w/新井慎也(群馬)/病気マサノリ/山羊の薬

※チケットお取り置き・お問い合わせはsentence.info*gmail.com(*を@にしてください)までお願いします。

<セットリスト5/19>
1 今夜だけは
2 白川
3 風
4 鐘の音
5 エイリアンブルース
6 夕焼け小僧
7 なんでもない歌

2016年5月10日火曜日

ネガポジライブを終えて。高橋功亮・キタ・ゆ~すほすてる・病気マサノリ(敬称略)について。

こんにちは。
センテンスのまさとしです。

先日5/8、ネガポジに出演させてもらいました。



今、センテンスの大きなテーマの一つが、「リズム」です。

センとテンで言えば「テン」の部分。

ドラムというリズム楽器がいない以上、声とギターでリズムを作っていかないといけないわけで、そこをどうしていくか、というのが課題なわけです。

それで、ついついリズムのズレに厳しくなって、練習中も本番中も、なんだかピリピリしてしまうことが増えていました。

ネガポジのライブがそうだった気がします。

ライブ後、共演者の矢野一希さんやネガポジスタッフのえぞえさんとお話させていただき、気づいたことがありました。

リズムは演奏する人間の呼吸や脈拍や思考の癖から生まれてくるんやから、正解をよりも心地よさを追求したほうがいいということ。

そして、センテンスは二人でやってるんやから、二人の関係性の中にある心地よさを生み出すリズムを、ステージの上でもやるべきだということ。

僕は音楽をやるときに、先に正しいリズムというものがあって、そこに合わせにいく、という順番で演奏を始めた。


リズム練習やテンポに関する音楽的知識の重要性や、ギター教室に通った日々を全く否定していない。
一度バンドをやめて即興演奏をやっていた時には、その感覚を壊したくてやっていたところもあったが、結局一定のリズムというものがない世界に疲れてしまった。

ただ、先日くるりの岸田繁さんのブログに

人間は、結局人間のやったことにしか興味がない。

とあったことが印象に残っている。
僕もそう思う。

結局は「機械的なリズム」であっても、そのリズムをプログラミングした人間や、その機械を作った人間に思いを馳せながら、ぼくはそのリズムに身体を委ねている。
そして、身体を委ねるということそのものが、自分という人間を感じていることにほかならないと思う。

「リズムを感じる受信機」を欲しているのではなく、自分の身体で感じたいんやから。


現時点で予定されているライブは4つあります。

519日(木)
para-dice(大阪・扇町)
open18:30 / start19:00
adv/door1,000yen+1drink
w/高橋功亮藤山拓 森山直道 / ロボ&ピース acoustic 

524日(火)
para-dice(大阪・扇町)
open18:30 / start19:00
adv/door1,000yen+1drink
w/黒色青年 / キタ(than) / 吉田恭兵(独騒擾) / kak_i3

617日(金)
nano(京都・二条)
詳細未定
w/恩地尚弥 / 橋村恭平 / ゆ~すほすてる

629日(水)
@ネガポジ(京都・西院)
OPEN 18:30 / START 19:30
adv.free yen door.free yen(ノ―チャージデーのため)
w/新井慎也(群馬)/病気マサノリ/山羊の薬

1つめ、2つめ、3つめに、それぞれ共演させていただいた高橋さん、キタさん、ゆ~すほすてるさんの名前があります。みんな弾き語りの方々です。
しかも、お三方とも好きな人達なので、嬉しいです。

ちょっと紹介させていただくと、高橋さんは魂がこもった「うた」を歌う人です。言葉がポロポロと溢れるように、優しい感情を歌う時もあれば、声を枯らしながら激しい思いを叫ぶ時もあり、目を離せずにじっと聴き入ってしまいます。

キタさんは、thanというバンドのボーカルでもありますが、僕は生では弾き語りの姿しかまだ見たことがありません。歌もギターも深いレベルで匠みにコントロールされている印象がありつつ、それがメカニカルな印象にならないのが素晴らしいと思います。キタさんという「人」がちゃんと伝わってきて、テクニックの奥にある感情と情景を味わえるので、好きです。

ゆ~すほすてるさんは、とにかく曲が綺麗で、喉が渇いた時に飲むサイダーみたいな感じを覚える人です。一聴するとオシャレな曲だなー、と思うんですが、それはあくまでコーティングを味わっているだけで、その奥に確かな熱さを感じます。静かな炎。

思えばこのお三方とはpara-diceで共演してるんですよね。恐ろしいです、para-dice。ほんとにお世話になってますが、それだけじゃなくて、やっぱり素敵な場所には素敵なミュージシャンが集まってくるんやなぁと思います。

そして、4つめのネガポジでのライブでは病気マサノリさんと対バンです。
病気さんは、僕が20代の頃に参加していたパンクバンド「肩こり」時代から何度も対バンさせていただいたり、ライブを見に行ったりしてきた、大好きなミュージシャンです。

とにかく格好いいです。
センテンスを始めた時のひとつの目標として、「病気マサノリさんと対バンする!」というのがあったので、それが実現されるのは嬉しいです。ネガポジのえぞえさん、ありがとうございます!
と同時に、気合が入ります。

どのライブも、ええ日になると思います。
ぜひ見に来て欲しいです。



では、では。

センテンス まさとし


チケットお取り置き・お問い合わせはsentence.info*gmail.com(*を@にしてください)までお願いします。



<セットリスト5/8>
今夜だけは
白川
3 風
4 鐘の音
5 エイリアンブルース
6 夕焼け小僧
7 なんでもない歌